今月のシネマカフェ
ステキ☆シネマカフェ、soto でA・タルコフスキー監督の『僕の村は戦場だった』を観ました。店長さんいわく、8月ということで、この映画を選択されたとのこと。
タルコフスキー監督といえば、『惑星ソラリス』(←難しい映画でした・・・)が有名なので、「うーん(どうしようかな)」と正直思ったのですが、「タルコフスキーの初期の映画なので、比較的(笑)分かりやすい作りですよ」と言われたのと、ヴェネチア国際映画祭で『金獅子賞』をとっていると聞いて、観に行くことに。
戦争映画=血みどろ?とビクビクしていたのですが、主人公イワンの記憶に刻まれた「平和なころ」の映像が、あまりに美しく、切なく。でもやっぱり戦争の恐ろしさがひたひたと伝わってきて、観終わったあとは、「・・・ふ~。。」と思わず、深いため息が漏れてしまいました。
それにしても、映像というか、構図がすごく絵画的で美しかったのが印象に残りました。あんまり綺麗なので、よけいに戦争の描写との対比(落差)がすごい。平和な頃と現在(戦争中)の映像のもつ雰囲気がまったく違っていて、主人公の少年の表情が、(こんなにも違うものか!)と思うほど。幸せな日々のなかで、母親や友人へ向ける笑顔はどこまでも明るく、輝いているのに、戦争に身を投じ、自ら偵察役を志願するときの暗い炎を宿した目つきは、とても同一人物とは思えません。
いま私たちは「平和」の中で生きている、と思っているけど、実際につい先日もグルジアで何千人もの市民が殺されてしまったというし、何年も紛争を続けている地域は世界にひとつふたつではないことを考えると、こうして普通に生活が出来ることの有難さを、もっとしみじみ感じるべきなんだよな、と思いました。
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